有近まちこの政策

教育改革・ひとづくり

山口県の未来を支える
「ひとづくり」を推進します!

現状・課題

  • 山口県を支える様々な産業や地域・まちづくり等の取り組みはすべて、それらの原動力である「ひとづくり」から始まると考えています。
  • 少子化が進行し、社会経済環境が目まぐるしく変化するこの時代に、「自ら志を持ち、果敢にチャレンジして未来を切り拓いていくことができる」、そんな新たな時代に対応した「ひとづくり」を進めていく必要があります。
  • 若者の県外流出が進む中、若者が県内で希望を持って活躍し、定着していくための環境づくりや、若者の挑戦を後押しする取り組みが必要です。

政策

  • 県立高校の「学校規模の確保ありき」の再編統合計画について、山口県の特性や地域の実情、学校の将来像等を踏まえながら、どの地域でも安心して高校に通えるよう、学校規模の基準も含めた見直しを行います。
  • すべての県立高校を、地域住民・大学・企業との連携で魅力化します。
  • ふるさと山口への理解を深め、誇りと愛着を高めていくことができるよう、明治維新を成し遂げた先人の高い志や行動力、山口県の発展を支えてきた産業など、歴史や地域を学ぶふるさと教育の充実に取り組みます。
  • ICT環境の高度化やAIの活用などにより、個々に応じた多様な学びや情報・データを活用して思考を深める学習の実現など、デジタル社会やAI時代に対応できる教育の充実に取り組みます。
  • 山口県の強みであるものづくりなど瀬戸内海沿岸をはじめとするものづくり産業や、医療・福祉、ITなど様々な分野において、高度な専門知識や技能を有する産業人材の育成、確保に向けて取り組みます。
  • 若者の県内定着に向けて、県内に就職する若者への就業応援支援金や奨学金返還支援金の創設・拡充など、県内企業への就職や県内の大学や高専、専修学校等への進学、県外に進学した若者の県内就職などを支援します。
  • 教育格差や不登校、ひきこもりなど、こどもの教育をめぐる課題の解決に取り組みます。
  • こどもたちが身近な場所で気軽に部活動に取り組むことのできる環境を整備します。
  • 「お手伝い」を通じた教育を推進し、地域や人の役に立ち、社会に必要とされる人材を育成します。

真の産業戦略

瀬戸内海沿岸のコンビナート企業を牽引力に、
地域の雇用と経済を支える産業づくりを進めます!

現状・課題

  • 瀬戸内海沿岸を中心とする産業の強化なくして、山口県の持続的な成長と発展はありません。
  • 二次産業、特に基礎素材型産業に特化した全国有数の工業県である山口県の強みを伸ばし、県経済をさらに成長させていく必要があります。
  • 山口県の産業と雇用を支える中小企業が地域の中で持続し、成長することができるよう、事業承継や成長分野への挑戦などを強力に後押しすることが必要です。
  • 中小企業を中心に、人手不足や物価高、賃上げや価格転嫁への対策に早急に取り組むことが必要です。

政策

  • 企業誘致の補助金よりも、地域の経済や雇用を支える県内企業への支援を優先し、事業承継や生産性向上・販路拡大・新事業進出などを支援します。
  • 大企業から中小企業まで、丁寧な御用聞きを行い、真に必要な支援策を速やかに実行します。
  • 技術開発や新事業展開など成長を目指して頑張る中小企業の挑戦を支援します。
  • 深刻な人手不足への対策として賃上げや採用活動の強化に取り組む中小企業への支援を拡大します。
  • 工業用水の確保や港湾整備など、県内企業が事業活動を展開しやすい環境の整備・充実を進めます。

持続できる農林水産業

産業振興と地域振興の視点を持ちながら、
農林水産業を活性化します!

現状・課題

  • 山口県の農林水産業は、担い手の減少や高齢化などが要因となって、生産額が減少傾向にあり、農山漁村地域の活力も低下しつつあります。
  • 世界的な物価高騰や国際情勢の緊迫化による食料供給の不安定さの顕在化に加え、「令和の米騒動」とも呼ばれた事態の発生などにより、食料安全保障の重要性が一層高まっています。
  • 私たちの生きる源であり、中山間地域の主要産業でもある一次産業を再生・活性化するためには、生産活動に従事する「生産者」と、消費によってそれを支える「消費者」、地域に暮らす「地域住民」が互いに関わり合いながら、産業振興と地域振興の視点で展開していくことが重要です。
  • 生産者が安定した生産を行うためには、再生産可能な価格形成が不可欠であるため、県民に対する理解促進を図ることも重要です。

政策

  • 農林水産物の安定生産に向けて、今、県内で頑張っている農林漁業者の規模拡大や機能強化を支援するとともに、新たな担い手の確保に向けて、新規就業者確保対策の充実に加え、企業による農業参入の促進や都市部の多様な人材が一次産業の分野で活躍できる仕組みの構築に取り組みます。
  • 瀬戸内の産業集積や分散型の都市構造という山口県の特徴を生かし、中山間地域と都市部の生産者・消費者・地域住民等が一体となって農林水産業を支える「ごちゃまぜ」の取り組みを進めます。
  • 将来にわたって、県民が食べるお米の自給率100%超を実現します。
  • 農山漁村地域の活性化に向けて、全国の成功事例や専門家の意見を取り入れ、一次産業と中山間地域の対策を一体的に進めます。
  • 魚のさばき方や農産物の調理方法など、生産者の力を借りた食育を推進するとともに、地産地消に対する県民の理解促進を図ることにより、農林水産業の活性化につなげます。

持続できる地域医療・介護

県民が安心して暮らせる
地域医療・介護の基盤を守ります!

現状・課題

  • 物価や賃金が上昇する中、特に医療機関や訪問介護の現場では急激な経営悪化が進んでいます。
  • 持続できる地域医療提供体制を確保するため、若手医師を集め、その定着を促進する取り組みが必要です。
  • へき地では遠隔診療も含めた県による医療提供体制確保の支援が必要です。
  • 災害や新興感染症などが発生した場合の体制の強化が必要です。
  • 人手不足が深刻な福祉・介護人材の確保・定着・育成は喫緊の課題です。

政策

  • 人口減少や物価高等を踏まえ、県立総合医療センター建替計画を見直します。
  • 県民に身近な地域の医療提供体制を守るため、それを支える人を応援します。
  • へき地であっても安心して医療が受けられるよう、安全性が確保されたオンライン診療・服薬指導の普及に取り組みます。
  • 災害拠点病院を核とした医療救護活動体制等の確保や、感染症発生時の迅速な検査・医療提供体制の確保のための取り組みを、ソフト・ハード両面から充実・強化します。
  • 福祉・介護人材の確保に取り組みます。
  • 山口県の医師派遣の核となる山口大学医学部がその機能を十分発揮できるよう大学の取り組みに対する支援を強化します。

こども、子育て、若者活躍

子育てに「夢と希望」を感じられる、
若者に選ばれる県づくりを進めます!

現状・課題

  • 若者、特に女性の県外流出は全国の中でも深刻で、人口減少率は中国地方で最も高く、過去最低を更新した出生数は全国を上回る規模で急速に減少し続けています。
  • 社会には子育ての負担や不安が広がり、私たち日本人が大切にしてきた子育ての楽しさ、素晴らしさが忘れ去られています。
  • 女性の県外流出を食い止めるため、女性の希望やニーズにきめ細やかに対応し、女性に選ばれる地域づくりを進めることが必要です。
  • 子育て本来の楽しさや素晴らしさを取り戻すことができるよう、子育て環境を根元から改善し、子育ての負担を軽減することが必要です。

政策

  • 地域社会全体で子育てを応援する機運の醸成と環境づくりに取り組みます。
  • こどもの医療費や予防接種に対する県内一律の助成制度を創設し、市町任せにせず、県も一緒にこどもの健康を守ります。
  • 保育所等や放課後児童クラブに対する支援を拡充し、真の待機児童ゼロを実現します。
  • 経済的困窮や虐待、ヤングケアラー、社会的孤立など、困難な状況にあるこどもや若者が、誰一人取り残されることなく、夢や希望の実現に挑戦し、活躍できるよう支援します。
  • 高校再編の影響による遠距離通学の負担を軽減できるよう、地域公共交通の確保や通学支援に取り組みます。
  • 県外・海外で活躍したいと願う若者の挑戦を応援します。
  • 学校のトイレやエアコンの設置促進のため、財源の大胆な市町移譲などに取り組みます。
  • 学びのICT環境整備や各種資格取得等に要する費用の保護者負担を軽減します。
  • 児童相談所の職員を増員するなど、児童虐待に対応する体制を抜本的な体制に強化します。

地域振興・まちづくり

地域の声をしっかり受け止め、
魅力あふれる地域づくりを応援します!

現状・課題

  • 持続できる地域づくりを強力に進めていくためには、地域住民に加え、住民に一番身近な市町が中心となった取り組みが必要です。
  • 人口減少・少子高齢化が避けられない中、移住したい、観光に行ってみたいと思ってもらえる魅力あふれる地域づくりが必要です。

政策

  • 現場に足を運び、地域の生の声を幅広くしっかり聞き取ります。
  • 地域のことは地域に密着した市町を主役とし、県は市町の意見を聞きながら一緒に汗をかいて後方支援を行う、そのような役割分担を明確化します。
  • 老若男女や障害の有無等にかかわらず、みんなが役割を持ち、お互いが自然と関係し合い、支え合う「ごちゃまぜのまちづくり」を進めます。
  • 既存施設や空き家等を福祉施設や交流施設、宿泊施設等に有効活用することで、地域住民の「安心の居場所づくり」と、内外から「人が集まる仕掛けづくり」を進め、地域のにぎわいを実現します。
  • 県外からの移住者への支援金よりも、県内で地域課題の解決や地域活性化に頑張っている人への支援を優先します。
  • 地域課題を解決しようと挑戦する人や企業、テクノロジーの開発を後押しします。
  • 豊かな景観や自然環境を守るため、太陽光発電設備の設置規制に向けた県独自の検討を開始します。
  • 県内各地の美しい景観や建物、歴史、文化財、歴史上の人物など、山口県にしかない価値や魅力を守り磨くことにより、地域の活性化につなげます。